Sawhorse with Five Hands

by 浜田晶則建築設計事務所担当:浜田晶則、槙山武蔵

2019.11.11

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透明パイプと5つのジョイントでサイズをカスタマイズできるテーブル脚

自分の身体や使い方に合わせテーブル脚の立体的なジョイントを3Dプリンターで出力することで、簡単に組み立てることができます。

曲げ応力がかかりにくい三角形で構成された五面体の構造によって、細い脚でありながら強度が高いテーブル脚です。5つのジョイントと9本の透明パイプで一組の脚を構成し、天板が浮いているかのように支持します。ウェブアプリ上で高さと幅の数値を変更することで、ソフトウェアがなくてもジョイント形状の3Dデータとそれぞれのパイプの長さを出力することができます(近日公開予定)。

協力 : 東京大学 筧康明研究室

INSTRUCTION

Materials
  • 3Dプリントしたジョイント 各ジョイント2個づつ
    推奨フィラメント : PolyMax PC/polymaker
    推奨肉厚:2mm
  • ポリカーボネートパイプ Φ22 /アクリルアイ株式会社
    (L=395 x2本/L=415 x1/L=602 x2/L=657 x2/L=668 x1/L=839 x1)/脚
  • 接着剤
    推奨1:<溶剤接着剤>アクリサンデー接着剤/アクリサンデー株式会社
    推奨2:<化学反応接着剤>ウルトラ多用途SU/コニシ株式会社
  • 天板
Tools
  • 3Dプリンター

How to make
Step1:素材を準備する

5種類のジョイントを各2つ3Dプリントし、ポリカーボネイトパイプをGrasshopper上に表示される長さ、本数でカットします。
GH上に表示されている符号(A,B,C…)と部材の関係がわかるように印をつけます。
※推奨フィラメント以外を使用した場合や、ジョイントが適切にプリントがされていない場合には十分な強度が確保できない可能性があります。ご注意下さい。

Step2:組み立てる

ジョイントEに接着剤を塗り、パイプ1とパイプ4を取り付けます。
(※ポリカーボネイトの性質上、一般的な接着材ですとくっつかない場合があります)

パイプ3にジョイントAとC,BとDを繋ぎます。
後のパイプ2、5、6の差し込みを考慮し、ジョイントA,CおよびB,D
の差し込み角度に注意して下さい。
接着剤が強力なため一度乾くと角度の調整が困難です。

横架材を上から、パイプ2→6→5の順で繋いでいきます。
パイプ2から入れていくことで最後の材が差し込みやすくなりま
す。はみ出した接着剤を取り除き、全体を軽く拭いて完成です。

完成

REPORT

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Architect

浜田晶則建築設計事務所

Aki Hamada Architects

浜田晶則により2014年に設立。建築、インテリア、家具、デジタルアートを垣根なく設計対象とし、情報技術を駆使しながら、現代の人々が様々な環境に柔軟に共生していくための環境構築をめざして活動している。 「綾瀬の基板工場」でSDレビュー2014奨励賞受賞。the 2A Continental Architectural Awards 2017二等受賞。Iconic Award 2019 Best of Best受賞。グッドデザイン賞2019受賞。

http://aki-hamada.com

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