ゆるシェルフ

by 塚越宮下設計

2019.05.31

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  • 3Dプリンター
  • アクリル
  • アルミ
  • レーザーカッター
  • 合板

モノを置くと揺れ動いたり形が変わる、ゆるいディスプレイ棚

建物や家具には必ずと言っていいほど接合部が存在します。こうした接合部は安全性や様々な場面に対応するため、その強度が過剰に設計されています。いわば強度の大きさは市場の大きさとも言えるのです。しかし時にはそこまで強度がいらない場面もあり、弱いことで得られる質もあるはずです。デザインのデータ配信ではそうしたニッチな場面に応えることができます。

ゆるシェルフは反発性のある弱いジョイントを3Dプリントし、薄板に取り付けてできる耐荷重1kg程のディスプレイ棚です。モノを置くと揺れ動いたり形が変わります。まるで生き物のようなリアクションをとる、愛らしい家具の提案です。

SPONSORS

INSTRUCTION

Materials
3Dプリントしたジョイント × 4
推奨フィラメント : PolyLite / polymaker
ノズル温度 : 235℃
積層厚 : 0.2mm
充填率 : 0%
3Dプリントしたピン × 32
推奨フィラメント : PolyLite / polymaker
ノズル温度 : 235℃
積層厚 : 0.2mm
充填率 : 100%
アクリル 3mm厚
Tools
  • 3Dプリンター
  • レーザーカッター
How to make
Step1: 素材を準備する

ジョイント4つとピン32セットを3Dプリントし、アクリルをレーザーカットする。
※推奨フィラメント以外を使用した場合や、ジョイントが適切にプリントがされていない場合には十分な強度が確保できない可能性があります。ご注意下さい。

Step1: 素材を準備する
Step2: 組み立てる

アクリルとジョイントの穴にピンを通し、リングをはめてピンの先端をハンダゴテで溶かし固定する。始めに外側16カ所を全て留め形状を整え、その後内側16カ所を留めれば完成。アクリルの変わりに合板(3mm厚)やアルミ板(1mm厚)でつくることもできます。
※耐荷重は1kg程度です。設置物の重量にご注意ください。

Step2: 組み立てる
完成
完成
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Architect

塚越宮下設計

TSUKAGOSHI MIYASHITA SEKKEI

塚越智之と宮下淳平により2015年に設立。建築の設計をはじめ、時代の変化に取り残され、使われなくなってしまった施設や技術、素材の活用提案をおこなっている。主な作品に旧葛飾区職員寮を改修したホテル 「SHIBAMATA FU-TEN」、樹脂の熱掛線加工を応用した 「FOLDABLE HALF DOME等。

http://tgmssk.com

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